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ヘブライ語の発音

 

・読み方は右から左(キーボード入力も右から左 → リンク)
א ב ג ד ה ו ז ח ט י כ ל מ נ ס ע פ צ ק ר ש ת
 
・筆記体もある(リンク
 
・アルフベート(子音)とニクダー(母音)からなる
יְהֹוָה (YHWH:聖四文字→アドナイ) リンク
 ↓
י    ה   ֹ   ו   ┳  ה  
 -  a  w  o  -  e  y
←←←←←←←
イェオワァ ・・・ ここからエホバの読み方が生まれた。
 
※これはアドナイ(主)と読ませるための母音で読んだことから生じてしまった変化・・・ 最初のaはeに変化
אֲדֹנָי 
 ↓
א :- ד  ֹ   ו ┳    י
i  a  n  o  d   a  -   
←←←←←←←
アドナイ 
 
※元々の発音は、ヤーウェと考えられている・・・聖書が韻文で音読される場合に好ましい
יהוה 
 ↓
 י       ה  ו       ה  
 -  e  w  -  a  y
←←←←←←
ヤーウェ・・・母音記号を利用しないで読んだ場合
 
・母音(ニクダー)
記号 母音 名前
בָ  アー   カマツ(読みの母との組合せでも利用) → ごく稀にオ 
בַ         パタハ
בֲ            ハタフ・パタハ
בִי  イー    ヒリク(読みの母との組合せ) 
בִ            ヒリク  
בוּ  ウー      読みの母
בֻ           クブツ
בֵ  エー       ツェレ 
בֵי  エー       ツェレ(読みの母との組合せ) 
בֶ         セゴル(読みの母との組合せでも利用)
בְ      シュヴァ(音節の最初に来た時、発音しにくい時、語頭、語末で子音が並ぶ時に挿入)
בֱ           ハタフ・セゴル
בֹ   オー  ホラム 
בֹו  オー  ホラム(読みの母との組合せ)
בָ        カマツ・カタン
בֳ        ハタフ・カマツ
בְ     無音(ウに近い) シュヴァ(語頭、語末で子音が並ぶ時に挿入)
 
・現代のニクダー(母音)は、ローマ字と同じ(a、i、u、e、o) 
※発音の長短、長母音、短母音、最短母音(ァ、ェ、ォ)は、現代の発音ではほとんど区別がない

・子音文字による母音の間接表記(読みの母)がある ・・・母音記号と読みの母が重なっても音は繰り返さない
י    i/e ・・・ יが後ろについている子音で、iの音になることが多い。ときにe(長音)の音を表す。
ו   u/o ・・・ וが後ろについている子音で、uかoの母音になる。
א    a ・・・ 母音記号をつけない書き方のとき、後ろにאがついている子音は、aをつけて発音することが多い(まれに e,o,u)。
 
・日本語にない読み方
כָ   כִ'  כוּ   כֵ   כוֹ
ホ  へ フ ヒ ハ・・・ はっきりとは発音されない
 
חָ  חִ'  חוּ  חֵ  חוֹ
ほ  へ  ふ  ひ  は ・・・ 魚の骨が引っかかったとくに、「かーっ」とやる感じ
 
הָ הִ' הוּ הֵ  הוֹ
ほ  へ  ふ  ひ  は ・・・ 魚の骨が引っかかったとくに、「かーっ」とやる感じ
 
לָ לִ' לוּ לֵ לוֹ
ろ れ る り ら・・・ Lの発音(舌を歯につける)

 

רָ רִ' רוּ רֵ רוֹ
ロ レ ル リ ラ・・・ Rの発音(舌を歯につけない)
 

※音を出すときに摩擦させる場所が、声帯から、徐々に上に移動

 

ה ヘイ  無声声門破裂音

ח ヘイト 無声咽頭摩擦音

כ カフ  無声軟口蓋摩擦音

כּ  カフ ダゲシュ 無声軟口蓋破裂音

日本語のフ 無声両唇摩擦音  

 
・無声子音が有声子音の直前に来ると、有声に変わることがある(逆もある)
 
・似ている文字が多い。
 
 ז   z ザイン
 ד  d:ダレト・・・縦棒が右端でなく、短い
 ך kh:カフの語末形・・・縦棒が右端でなく、長い 
 ר  r:レシュ・・・縦棒が右端
 ו  v:ヴァヴ・・・横棒が短い
 ן  n:ヌンの語末形・・横棒が短く、縦棒が長い
 
 ח  kh(いびきの呼気音):ヘト
 ת  t:タブ・・・左の縦棒のさきが曲がる
 
・基本、アクセントは語末
(2番目の母音記号がセゴルの(e)の場合、語頭にアクセント)
※ハイフンで結ばれている単語は、1単語とみなされ、アクセントは2番目の単語のみにつく
 
・語末に来ると字形が変わる場合がある ・・・5種、→で表示
ף → פ   フェーソフィート
ך → כ はフソィート
ם → מ メムソフィート
ן → נ  ヌンソフィート
ץ → צ ツァディクソフィート
 
・中に点(ダゲシュ)があると、発音が変わる場合がある(弱ダゲシュ) ・・・3つ(בּ פּ  כּ)、*で表示、昔はג、ד、תも違った
 
・母音の長さは関係ない ・・・「マッチ」と「マチ」は同じ意味
 
・子音を母音として使うことがあるため、子音として使う場合、子音を重ねて利用(昔は違う意味と考えられている)。 または、子音の重なりを示すため、ダゲシュを使う(強ダゲシュ) 例) ר、צ、א) וּ=ווは、子音を重ねる代わりに、直前の母音をのばす)。語末のהּ(マピーク)も、子音であることを示す。
 
・同じ文字が2つ子音に対応する場合と、同じ子音が異なる文字であらわされる場合がある
(ABC順)
 
א  'a(無音):アれフ・・・前の音節が子音で終わる場合と同じ母音が続く場合は、一旦息を止める。הארץ→ 「は'アレツ」
 
ע 'a(無音):アイン・・・前の音節が子音で終わる場合と同じ母音が続く場合は、一旦息を止める。
 
בּ  b:ダゲシュありベト ・・・語のはじめに来る場合は、必ず[b]の音になる
 
’צ  ch ・・・チャを表す 
→ץ 語末形
 
ד  d:ダレト
 
פ  f:ペー * ・・・語のはじめに来る場合は、原則[p]の音になる(外来語の場合は、fの場合がある)
→ף 語末形(母音記号は入らない) ・・・最後が[p]の音になるときには、פのままになる
 
ג g:ギメル 
   
ה  h/無音:へー ・・・日本語のhに比べて非常に弱く、日常的には発音しない
 
ה(語末) a/e/o  ・・・読みの母
 
גּ   j1:ダゲシュありギメル 
’ז’、ג  j ・・・ジ、ジャを表す
 
ק  k:コフ 
 
ח  kh(いびきの呼気音):ヘト
 
כ  kh(いびきの呼気音):はフ *・・・語のはじめに来る場合は、必ず[k]の音になる
→ך 語末形(וָ、וָּ、וְとなることがある) 
 
כּ k:ダゲシュありカフ
→ךּ 語末形
 
ל  l:ラメド
 
מ  m:メム
→ם 語末形(母音記号が入ることはない)
 
נ  n:ヌン
→ן 語末形(ןָとなることがある)
 
פּ p:ダゲシュありペー 
→ףּ 語末形
 
ר  r:レシュ
 
ס  s:サメフ
 
שׂ  s:前点のスィン 
 
שׁ  sh(シャ):後点のスィン
 
ת  t:タブ・・・英語のth(θ)の発音でも利用
 
צ  ts(ツ):ツァディ
→ץ 語末形(母音記号が入らない)
 
ט  t:テト
 
וו  v:ヴァヴ ・・・וּ,וも同じ音 
ו  u/o  ・・・読みの母
וּ   u:シュルク ・・・読みの母で利用<クブツがつかない>
 
ב v:ベト *
 
װ w・・・ワの発音 
 
יי   y:ヨド
י  i/e(ツェレのみ)  ・・・読みの母 
 
ז   z:ザイン
 
 
・ה(無音)、ע(無音)、ח、が語末に来た場合、直前の母音がe,i,o,uであれば、a(パタハ)が入る
 
ר֫וּחַ (ルアは:霊)
 
יְהֹוָה(主)+יָשַׁע(救い)=יְהוֹשׁ֫וּעַ(主は救い) リンク
 ↓
-   י  :  ה   ֹ ו  שׁ  וּ  ע  
a ’  u  sh  -  o  -  e  y(イェォシュァ:ヨシュア) 
 
・一語の省略形は、直後に’ → ’מ メートル
 
・複数語の省略形は、最後の頭文字に’’ → א’’ת テル・アヴィブ(=春の丘)、ש’’ח 新シェケル(シャハ):お金の単位
 
参考書:「ヘブライ語文法ハンドブック」(白水社)、「今日から読めるヘブライ語」(ミルトス)
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