「詩集」 水野源三
「詩集」 水野源三 咲き匂う月見草の花は野辺の詩 鳴き競う河鹿の声は清流の詩 飛び交う蛍の光は夜空の詩 これらの詩を一つ一つ集めて 神様に捧げる詩集を作ろう 「み国をめざして-水野源三 第四詩集」より 発行社 新教出版社出版事業部 ...
「救いの御子の降誕を」 水野源三
「救いの御子の降誕を」 水野源三 一度も高らかに クリスマスを喜ぶ賛美歌を歌ったことがない 一度も声を出して クリスマスを祝うあいさつをしたことがない 一度もカードに メリークリスマスと書いたことがない だけどだけど 雪と風がたたく部屋で 心の中で歌い ...
「傷跡」 水野源三
「傷跡」 水野源三 三十三年間寝たきりの私の額には 三つの傷跡がある その一つ一つの傷跡には 美しい野山を遊び回った思い出がある 神様が与えてくださった尊い十年間が 「今あるは神の恵み-水野源三第三詩集 」より 発行社 主婦の友出版サービスセンター
「悲しみよ」 水野源三
「悲しみよ」 水野源三 悲しみよ悲しみよ 本当にありがとう お前が来なかったら つよくなかったら 私は今どうなったか 悲しみよ悲しみよ お前が私を この世にはない大きな喜びが かわらない平安がある 主イエス様のみもとに つれて来てくれたのだ 「私は私らしく」より ...
「生きる」 水野源三
「生きる」 水野源三 神様の 大きな御手の中で かたつむりは かたつむりらしく歩み 蛍草は 蛍草らしく咲き 雨蛙は 雨蛙らしく鳴き 神様の 大きな御手の中で 私は 私らしく生きる 「私は私らしく」より 発行社 いのちのことば社 ...
「生かされている」 水野源三
「生かされている」 水野源三 自分では 何も出来ない私が 家族のやさしさによって オレンジジュースを飲み アイスクリームを食べ 詩を作り み言葉を学ぶ 自分では 生きられない私が 神様に 愛され 生かされている ...
「朝顔」 水野源三
「朝顔」 水野源三 今年は 咲かないと 思っていたのに 秋風が吹く 窓辺に 朝顔が ようやく咲かせた ピンクの花 そのひたむきな優しさに そのひたむきな美しさに 私は心から 神さま ありがとうございます ...
「結婚記念日」 水野源三
「結婚記念日」 水野源三 あんずの花が ほころびる今日は 十六回目の 弟夫婦の結婚記念日 父母は逝き 妹たちは嫁ぎ 二人の姪と 私の世話をしてくれる 弟夫婦に 神さまの 祝福を祈る 「み国をめざして-水野源三 第四詩集」より ...
「涙」 水野源三
「涙」 水野源三 カレーライスを作るために たまねぎをきざみ 涙流す姪 その涙が 悲しみに 変わらないように もし変わっても その悲しみに 負けないように イエスさま支えてください 「み国をめざして-水野源三 第四詩集 」より ...
「しゃべれない書けない」 水野源三
「しゃべれない書けない」 水野源三 私の まばたきを見て 一字一字拾って 詩を書いてもらう 一つの詩を書くのに 十分 二十分 三十分 義妹の愛と忍耐によって 一つ二つ三つの詩が生まれる 神さまに 愛されて 生かされている 喜びと感謝を ...